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02年6月7日大浜海岸



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2002年 6月7日(金)アルゼンチンvsイングランド
試合終了後、サポーターに拍手を送るキャプテン、デヴィッド・ベッカム。

6月15日(土)デンマークvsイングランド
【前半】
新潟ビッグスワンでおこなわれる決勝トーナメント第2戦のイングランド対デンマーク。デンマークのスティ・テフティングとイングランドのデヴィッド・ベッカム。

2002年6月9日【後半】
横浜グループH、日本対ロシア。先制点を挙げた稲本を祝福する日本選手達。
韓国には脱帽である。ベスト8進出という結果以上に、それを掴むまでの過程が圧巻だった。昼間の試合で日本は1点が奪えずトルコに敗れたが、同じくイタリアに先制ゴールを許したあとの韓国の戦いぶりを見て、勝利の女神に微笑んでもらうにはどうすればよかったか、教えてもらえた気がした。
18分にビエリのヘッドで先制したイタリアは60分を過ぎたところで、FWデルビエロに代えてガットゥーゾを投入。さらに負傷で退いたザンブロッタの位置にはディリービオを入れた。ネスタをケガ、カンナバーロを出場停止で欠いていたにも関わらず、トラパットーニ監督の選択は、1点を守り切ることだった。やはりイタリアである。
ただ、守りの達人にとっても、ヒディング監督の采配は、計算外だったに違いない。まず3バックを1枚削ってFW黄善洪、続いて中盤でディフェンシブな仕事をしていた金南一に代えて李天秀、さらにはDFの要である洪明甫を下げて車ドゥリまで投入したのだ。
このメッセージが、ピッチに立つプレーヤーと、テジョン・スタジアムを真っ赤に染めたサポーターに届かないはずがない。88分、黄善洪のパスがディフェンダーに当たってこぼれたところを薛ギヒョンがねじ込み、韓国が土壇場で1対1の同点に追いついた。
完全に流れを掴んだ韓国に対し、イタリアは、延長前半終了間際にトッティがシミュレーションを取られ、2枚目のイエローカードで退場になったこともあり、防戦一方となってしまう。ただ、体を張った守りと伝統国のプライドで、韓国の猛攻を凌いでいく。
PK戦突入かと思われた117分、最後までゴールを目指して前進を続けた韓国を、勝利の女神は見放さなかった。李栄杓のクロスを高い打点のヘッドで決めたのは安貞桓。開始5分にPKを失敗していた韓国のエースが、大きな仕事をやってのけた。
個人的な意見だけど、僕はイタリアの反応はヘドが出るぐらいむかついている。彼らは確かに、線審のミスが多く続いて不利な判断に苦しめられたし、トッティが退場というのも明らかにおかしい。でも、陰謀説まで出すのはどうかと思うよ。皆がけなすほど主審の判断に問題があったとは思えないし、もしイタリアが誰かをスケープゴートに仕立て上げなくては気が済まないのであれば、それはクリスティアン・ヴィエリを血祭りにあげれば済むことだ。
「もともと韓国の選手は個々の身体能力や、フィジカル、個性、執念が強かった。そこにヒディンク監督が、システムを与え、チームとしても急速に洗練されてきた。本当に強いと思うよ」
「かつては個の強さだけで日本を打ち破ってきたが、ここ数年は行き詰まっていた。トルシエ監督で成功した日本が明らかに韓国よりも強くなったことで相当、危機感を覚えたのではないか。ひと昔前の韓国では起こりえない強化だと思う」
韓国は2000年12月、98年フランスW杯でオランダを4強に導いた名将フース・ヒディンク監督を招へい。以来、1年半、コンフェデ杯、ゴールド杯での惨敗など、事あるごとに沸き起こる『ヒディンク更迭論』と葛藤しながら、代表強化を図ってきた。
「お国柄」もあってヒディンク監督の強化も試行錯誤の連続。当初は韓国伝統の3バックを捨て4バックを導入。韓国サポーターに『ヒディンクスコア』と揶揄(やゆ)された0−5のフランス、チェコ戦の大敗などで再び3バックに。DFラインは3枚と4枚を行ったり来たりした。
また、ヒディンク監督は、トータルフットボールの国・オランダ出身だけあって、ゲームメーカーの起用を好まず、そのこともたびたび韓国世論の攻撃の対象になった。
「韓国はこれまでも外国人監督を招ヘイしていたが、『韓国のサッカーに合わない』という理由ですぐクビにしていた。韓国が今回、ヒディンク監督に賭けることができたのは、日本の成功に刺激を受け、ようやくアジアから世界に目を移したということの証左だろう」
その甲斐あってか、今大会の韓国は、3−5−2を基本形に、時にはイタリア戦の終盤で見せたような2−4−4という超攻撃的布陣を敷くこともできる変幻自在のチームに成長。世代交代にも成功し、先発選手と交代選手の差がなくなった。
「これまでの韓国との違いは、組織で守って、組織で攻めるところ。とくに攻撃の時、前へ前へとガンガン行くところは変わらないけど、ドリブル主体ではなく、フリーの選手への速い球回しが目立つ。強さとスピードがある。DFラインに洪明甫(ホン・ミョンボ)、中盤に柳想鉄(ユ・サンチョル)、前線に薛ギ鉉(ソル・ギヒョン)、安貞桓(アン・ジョンファン)といった軸になる選手がいるのも大きい」
奥寺氏は「日本と韓国の差はそれほどない」と話すが、「ベスト16とベスト8では価値が違う」というのもまた事実であろう。日本vsトルコからは、韓国イレブンからにじみ出るあの勝利への執念や激しさを感じることができなかった。
「日本は『きれいなサッカー』を目指し、韓国は『泥臭くても勝つサッカー』を目指しているともいえる。韓国選手なんか、みんな目をつり上げてピッチに立っているからね。日本がさらに上を目指すためには、見習わなければならないところも多いよ」
日本サッカー界は今大会が残した課題を検証し、協会レベルから決勝トーナメントを勝ち抜くにふさわしい体制に作り代えなければならない。
韓国代表
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イタリア代表
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